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自分史

私の人生懐古録

著者/中嶋晃
サイズ:B5判
製本:ハードカバー
ページ数:86ページ(カラー+モノクロ)
発行日:2006年9月吉日
序 誕生/序文に代えて

本文扉

東に聳える筑波の霊峰を望み、西に流れる清流の鬼怒川、そして小貝川、関八州の真ん中、沃野に恵まれた田園地帯、ここが私のふるさとであり、こんなすばらしい環境に生を受けて生まれ育ったことに感謝の念が湧き起こる。
 今を遡ること千数百年の昔。天慶年間の風雲児といわれた平の小次郎將門に擔って、関東のこの地一帯が開拓され、後、豊田四郎政基によって下総豊田に城塁を築き、この地が治められてきたという。以耒、戦国争乱の時が流れ、織田信長、豊臣秀吉と時代は変わり、徳川家康によって天下は平定統一される。その後、徳川家康は江戸城を築き全国支配の実権を握り、第十五代將軍慶喜公が大政奉還し、明治新政府に移管されるまで、江戸時代として実に三百年にわたり、江戸幕府が天下を治めたという。
 この地、下野、下総、常陸、武蔵、関東一帯の沃野は、徳川幕府の直轄地として支配され、時移り、明治、大正、昭和、平成と百四十年の歴史を刻みながら、時代の変化と共に発展しつつ今日を迎えた。
 そうした中で、大正ロマンといわれた十五年間の華やかな時代が過ぎ、日清、日露の戦役で勝利を治めた軍閥が台頭し、内乱動乱が勃発。いわゆる二二六事件、五一五事件の内乱、そして満州事変、上海事変、支那事変と戦火が拡大し、やがて太平洋戦争、第二次世界大戦と飛火し、内憂外患の非常時代へと突入する矢先、昭和初期の幕明け、私は昭和二年一月九日、中嶋家の六男として誕生したのである。