第35回熊日出版文化賞マイブック賞を受賞しました！
闘病記の詳細情報はこちら
その他の自費出版メニューはこちら
約一ヶ月に及ぶ検査、医師・薬剤師・看護師による様々な事前説明、 同意書への署名等が終わり、いよいよ手術の日がやってきた。 午前中、ベッドサイドで妻と会話。 「とにかくあとは現代医学を信じよう。 我々にできることは病院を信頼し、 任せるしかないんだから…」と話すと、妻は 「もう、こうなったら俎板の上の鯉だよ。 すべてお任せして手術を受けるから…」と、落ち着いた答えが返ってきた。 心中の不安はいかばかりであろう。 それをおさえて気丈に振る舞う妻が不憫でならなかった。
（以下略）
