自費出版の会なら10冊89800円から。編集のプロがしっかりサポートするので安心です。

自費出版
自費出版の会にお気軽にお電話ください。 自費出版の会の編集者が直接、あなたのご質問にお応えします。
自費出版の会 TEL.03-5919-3888 受付時間 10:00〜18:00 土日祝日は除く 自費出版に関するご相談・資料請求はこちらからお願いします。
刊行案内(一部抜粋)
お客様インタビュー
自費出版の会について
自費出版メニュー

刊行案内

絵本

捨て子物語 〜巣立ち〜

文・イラスト / K
サイズ:A4判ヨコ
製本:ハードカバー
ページ数:32ページオールカラー
発行日:2007年12月21日
内容紹介(一部)

ぼくは捨てられたんだ。
そんなことは知らないで、
パパとママが助けにきてくれるのをじっと待っていた。
2004年10月23日、オーストラリアはこれから初夏に向う季節だった.
西オーストラリア州郊外にあるA市のユニット32の小さな裏庭に、
10mをこえる針葉樹が2本あった。

ぼくは、
そのうちの一本の木で10日前に卵からかえった大バトの子なんだ。
ぼくには5日違いのお兄ちゃんがいる。
今朝、パパとママが出かけているとき、お兄ちゃんが勢いよく翼を広げたものだから、
ぼくはそのはずみで巣の外へはじき出された。
巣のある5mほどの高さから、あっという間に砂地に落ちてしまった。
ぼくはまだ飛べないんだよ。
だから、巣の木の近くにあるベンチの下で、
パパとママの帰りを待つことにした。

朝8時頃、この家の女の人が庭に水をまきに出てきた。
ぼくに気がついたらしく、
「あら、まあ」といって、
ホースを捨てて家の中に入っていった。
しばらくして男の人が、
「どこ?」といいながら、
女の人について庭に出てきた。
ぼくを指してじろじろ見るものだから、落ち着かなくなってきた。
それで、ベンチを離れ庭木の茂みの中へ走って逃げた。
うかつにも茂みの間から頭をつき出してしまい、そこで女の人につかまえられた。
「ネコに食べられちゃうよ」と、
ぼくを両手で包みこんだので身動きがとれなくなった。
それから、ぼくはプラスチックのケースに入れられ、裏庭に面したガラス戸の内側に置かれた。
ケースの中でうずくまり、パパとママにぼくのいる所がわかるだろうかと心配した。
心細くて無性にパパとママに会いたかった。