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自分史

旅路〜荒波を越えてきた女

奥原良子
サイズ:四六判
製本:ソフトカバー
ページ数:90ページ、モノクロ
発行日:2012年2月24日
内容紹介(一部②)
帰郷

やがて釜山の港に着いて、船に乗る日が近づいて来ました。
やっと日本に帰ることができるのだと思うと、
もう嬉しくて嬉しくてたまりません。

港に行くと、沖に大きな船が停泊していましたが、
八年間も停泊したままらしいので
「ちゃんと動くのかな?」と、皆は心配しています。
それでも、早く乗りたいという気持ちは皆同じです。

幸い船は、三日後に博多に向かって進み始めました。
いかりを上げて、死んだ人を海におろすと、
反対周りで「ボー」と汽笛を三回鳴らして、さあいよいよ出発です!

次の日の夜には、船の中から博多の明かりが見えました。
みんな甲板に出て大喜びです。

ところが、一難去ってまた一難。
すぐに船を降りることは出来ませんでした。
実は船内で赤痢が流行っていたので、
一週間は船の中に留まらなくてはいけなくなったのです。
仕方なく博多から送ってくる食料を食べながら、
船の中で過ごすしかありませんでしたが、
一週間後、ようやく下船許可がおりました。
兄が一人で入国手続きに走り回り、
私たち家族はついに日本の地に足を着くことができたのです。

船を下りると、今度は四列に並ばされ、
トラックに乗り込んで博多駅に向かいました。

博多駅は空襲で焼けてしまっていたため、仮のホームで汽車を待ち、
夜中の十二時過ぎにやって来た汽車に私たちは窓から乗り込んで、
故郷宮崎へと向かいました。

(以下略)