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遺稿集

戦争時代の光芒
〜ある学徒出陣慶大生の日記

文 / 忽那静夫 編 / 矢野正博
サイズ:A5判
製本:ソフトカバー
ページ数:308ページ、
カラー+モノクロ混在
発行日:2012年4月17日
価格:1,600円(+消費税)
ISBN:978-4-903935-65-2
ご好評につき、完売いたしました。
内容紹介(あとがき)
あとがき

忽那静夫の戦死の通知を受けた時、
両親及び妹達三人の衝撃と落胆は如何程だったか察するに余りある。

航空隊を志望する際には、戦死の確率が高いだけに、
事前に父母の同意を必要としたようである。
忽那静夫氏の両親は、この同意を与える際、やはり、葛藤と躊躇があった。
現実に子息の戦死に直面すると特に母親はその無念さが残ったようであった。

日本は、全面戦争に長期間耐えられる準備が
そもそも無かったにもかかわらず、
指導者達は勝ち目のない戦争に突入した。

軍部に、敵を過小評価し、己を過大評価する希望的観測が横行した。
日本最高の秀才とされる陸海軍の将軍、参謀達が、傲慢になって、
冷静客観的な見方ができなくなり、独善的行動に走った。
自組織の利益を国益に優先させ、大局を見失い、国家を破滅に導いた。
官僚化した組織の弊害の典型である。

戦争末期には、多くの若者が、国を護り、家族を護るために、
戦場で、命をかけて戦うべく戦場に赴いたが、
実際には、武器、弾薬、燃料などは欠乏し、食糧の補給無く、
相手側の圧倒的な火力にさらされて、絶望的な戦いの中で死んでいった。
陸軍戦死者百六十五万人のうち七〇%が飢餓によるものと言われている。

(一部略、以下略)