文集 | 逢い初めしより

書籍画像「逢い初めしより」

作 / 中川巳嗣

  • サイズ:B5判
  • 製本:ハードカバー
  • ページ数:250ページ(カラー・モノクロ混合)、箱付き
  • 発行日:2018年8月2日

内容紹介(一部)

まえがき

(前略)

この世に生を享けて六十四年の歳月が流れた。それは、常に自問、葛藤し何が自身の正しい生き方かを標榜し続けながら、忽然と黄泉の国に旅立った亡き妻の二倍にもなる。

私達の邂逅は、今から四十年以上も前に遡るが、その青春時代に三年近くに亘って交わした四十通に及ぶ文通が、互みに悩み苦しみ、時には随喜に泪した心の軌跡として、又、生の証しとして、奇しくも現存していた。写真やネガまでも全てが破棄されたにもかかわらず―――

(以下略)

あとがき

泪が、とめどなく溢れる出る泪がキーボードを滲ませる。しかし、取り残された私の責任においてこのドキュメントを著わさない訳にはゆかなかった。なぜなら、私達の結婚生活に至る、又それにまつわる写真や日記等が全て破棄、抹殺されてしまったこの哀れなカップルが、波乱万丈、辛苦を乗り越えて、この世に精一杯、けなげに生きた証しとして、そうする蓋然性があったと思うからである。

(以下略)

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