小説 | 愛の器 ~わたしの人生でもっとも偉大な人~

書籍画像「愛の器」

著 / 西岡杏琳

  • サイズ:四六判(H188xW127mm)
  • 製本:ソフトカバー
  • ページ数:96ページ
  • 発行日:2018年8月15日
  • 価格:800円(+消費税)
  • ISBN:978-4-907446-79-6
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内容紹介(一部)

出逢い

部長に出逢ったのは二〇一五年の秋、わたしが二〇歳になったばかりの頃でした。新しい環境に緊張と不安でいっぱいなわたしを、部長は温かい笑顔で迎えて下さいました。

わたしは、当時所属していた部署の、その頃はまだチーフだった現在の課長に呼ばれ、部長のいらっしゃる二階のフロアへ向かいました。それまで廊下ですれ違ってご挨拶をしても、お返事がないどころか目も合わせて下さらず、わたしは当時、部長をとても怖い方だと思っていましたので、それはそれは大変緊張していました。

(以下略)

黒い影

四月頃から、部長の笑顔を見られる日が格段に少なくなりました。初めは「そんな日もあるさ」と、受け流すようにしていましたが、次第に「わたしが何かしたのではないか」と、不安になることが多くなっていきました。これこそが、半年後に知ったことに対するヒントだったのかもしれませんが、鈍感なわたしは不安を募らせていく一方でした。

(以下略)

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