自分史 | ガリラヤの風 The history of Takabatake family

書籍画像「ガリラヤの風」

著者 / 髙畠 靖

  • サイズ:四六判(H188xW127mm)
  • 製本:ハードカバー
  • ページ数:292ページ
  • 発行日:2021年11月1日

内容紹介(一部)

戦争を身近に体験しなかった兵学校生活

昭和二十年八月二十四日、列車は広島駅に到着。だが列車は待てど暮らせど発車しない。車窓から外を見ると、もちろん駅舎はなく、見渡すかぎり焼け野原の街が遠くまで見渡せる。これが一発の原子爆弾の被害の姿かと改めて驚く。実はここに来るまでに舞鶴駅を出た列車の窓から大阪、神戸の焼け跡を見た。そしてこの戦争の被害をまざまざと目に見たのだった。

(以下略)

大連から広島へ

広島に家族が移ったのは、私が大連での中学の三学年の夏休みのことだった。その前年、父が病に冒され、生死の様を彷徨う経験をした。だから勤めを諦めて気候の穏やかな内地に一時帰ることになったのだ。両親はどこに引っ越すかということをいろいろ考える中で、古い友人から彼女の故郷である広島を勧められたのだった。

(以下略)

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