小説 | 鮎釣り親父の謎レシピ

書籍画像「鮎釣り親父の謎レシピ」

著 / 橋田泰宏

  • サイズ:四六判(H188xW127mm)
  • 製本:ソフトカバー
  • ページ数:136ページ
  • 発行日:2021年4月3日
  • 定価:1,100円(本体1,000円+税10%)
  • ISBN:978-4-910118-20-8

ご好評につき、完売いたしました。

内容紹介(一部)

1. 晩酌

「おーい、とーちゃん、もう遅いから寝るぞ。よお、とーちゃんよー、なんだ、寝たのかよ」

夏になると毎日でも鮎釣りに行く、鮎を肴に、とーちゃんと晩酌。地元に帰ってきてから、いつもこの調子だ。

台所にステテコ。日焼けで黒々としたとーちゃんは、上半身は裸で立ち、鮎を串に刺しながら下準備をしている。

(以下略)

2. 釣技

「ところで、とーちゃんよ、鮎の釣り方だけど、何でそんなに上手く釣れる?」

「はっはっはっ、どうした、珍しく釣り方を聞くなんて、鮎釣りでも始める気になったか?」

「まさかぁ、鮎釣りなんてめんどうくさい! どう考えても、やらないだろ! ただ、何故かなと思ってよ」

笑いながらもとーちゃんは、こんなことを話してくれた。

(以下略)

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