自分史 | 九十歳でも心は青春 ~昭和・平成・令和を生きて~

書籍画像「九十歳でも心は青春」

著者 / 赤羽 明

  • サイズ:A5判(H210xW148mm)
  • 製本:ソフトカバー
  • ページ数:148ページ
  • 発行日:2021年11月3日

内容紹介(一部)

やんちゃな少年時代

昭和十七年(一九四二年)に始まり、三年九ヶ月の長きにわたって続いた太平洋戦争も、昭和二十年(一九四五年)にようやく終戦を迎えました。

その頃、私は小学校高学年。我々の世代は、戦前戦後の大変な時代で、小学校始まって以来の悪童だと言われていました。戦争で抑圧されていた分、特に終戦後は、鎖から解き放たれたように、一気に心が解放されたのかもしれません。女の先生のスカートをまくったりする悪ガキもいたりして、思えば、散々やんちゃをしたものです。

(以下略)

テニス三昧の日々

昭和二十一年、GHQの政策によって学制改革が行われ、旧制中学は廃止され、新制中学、新制高校が発足しました。私が中学、高校を過ごしたのは、ちょうどこの変革の時期に当たります。

進学した学校は兄達と同じ県立の農学校で、入学当初こそ勉学に励んでいましたが、東京の大学に行った兄を見て、「オレもどうせ農家を継ぐことはないのだ」と思うと、全く勉強に身が入らなくなりました。代わりに夢中になったのが、軟式テニスです。

(以下略)

このページの先頭へ